当事務所初の新築住宅の受注物件。
当初は住宅メーカーでの建築を希望され、そのインテリアコーディネートのご依頼でした。
打ち合わせを重ねるうちに、私どもの考え方にご興味をもたれ、住宅設計及び工事のご発注をいただきました。
とても感慨深い物件です。
住宅設計部分は信頼する間庭建築設計事務所に依頼。
インテリアの考え方や施主さまのご希望をふまえ、打ち合わせにかなりの時間をさきました。
妥協のない建築をモットーとする木護建築が工事を担当。
構造から考え抜いたしっかりとした住宅が完成しました。
施主さまとは最初にお会いしてから、一年以上のお付き合いになりました。
外観はブラック色のガルバリウム鋼板を使用。
バルコニーと壁に木材を使用、派手さはないですが、存在感のある仕上がり。
開放的なダイニング。
階段横の壁にコンクリートブロックを使用。
視覚的な安定感、安心感をあたえ、空間にアクセントを与えています。
ダイニングの上部は吹き抜け。
大きな窓により明るさと開放感は格別です。
ウィンドトリートメントには和紙をイメージした素材のプリーツスクリーンを使用。
和室からリビングへのつながり。
座った時の視線の交錯を意識し、リビングの床レベルを一段落とした設計。
作り付けのソファと相まって、スッキリとしたまとまりのある空間に。
各所に設けた小窓により良好な通風を確保。
アクセントにエンジ色の壁紙を貼った2F寝室。
その壁には太いボーダーのシェード、シナベニヤを天井に用い、落ち着いた空間に。
反対側の壁には吹き抜けが見下ろせる開口部。
奥のゲストルームも同様の創り。
障子を開放すれば、この住宅はワンルームのように空間がつながる。
和室からリビングをのぞむ。
ひとつの空間が、段差さ吹き抜けによってゆるやかに区切られている。
ただ広いワンルームではなく、意味のあるワンルーム的空間。
タモ無垢材で製作したダイニングテーブルと、むげ工房製ダイニングチェア。