ご依頼はカウンセリングスペースのコーディネート。
居住空間専門をうたってはいますが、リラックスできる空間をということでお請けいたしました。
フラワーエッセンスというものを用いたカウンセリングを行なっているTさまから、ちょっとした異空間を感じながらもゆったりと過ごせる雰囲気をとのこと。
南に面したこの部屋は窓も大きく、いつも明るい四帖半の和室。
和の雰囲気を残しつつのインテリアコーディネートを念頭に行いました。
工事前の部屋は破れた襖、猫用の足場他、物置のようになっていて、せっかくの南の和室がもったいない状態でした。
畳の養生をして工事開始。
壁よりも窓のほうが多い部屋でした。
クロスを剥がし、襖の穴の補修も行いました。
天井から和柄の濃いグレー色の壁紙を貼っていきます。
天井と奥の壁を同一のグレー色の壁紙で貼ります。
天井と壁とで色分けするのではなく、人の視線の動きから考えての配色です。
この部屋に入った人はまず奥のグレー色の壁を見ます。そしてその色が続く天井に視線が動いていきます。
他の壁は同じ柄でホワイト色の壁紙。
襖も壁というイメージで同じ壁紙を貼っていきます。
窓には抹茶色のプリーツスクリーンを採用。
和紙風の透かしが、畳とよいバランスを生みます。
家具の配置をして完成。
Noyesの一人掛けソファは、カウンセリングに適した掛け心地。
無印良品製の飾り棚が窓面からの光を微妙に通します。
ゆっくりとした時間を過ごせる不思議な和の空間がここにあります。