神奈川県T邸キッチンリノベーション

オーナーさまからのご依頼は、キッチンの交換工事。
その後、お打ち合わせと現場拝見。
決して広くはないダイニングスペースにキッチンと冷蔵庫他、所狭しと配置されていました。
キッチンの交換工事だけでは、せっかくお金をかけても結局は現在と同じ使い方になってしまいます。
お打ち合わせのなかで、簡単なご提案をさせていただきました。
奥様の“リビングからは見えないキッチン”というご希望を叶えるべく設計に入りました。

・ 玄関からリビングへとつながる廊下部分を開放し、ダイニンスペースに加えることにより空間の自由度を広げる。
・ カウンターキッチンとし、シンクやコンロをリビングの視界からはずす。

配管の関係からキッチン配置の変更が難しく、カウンターキッチン案は叶えられませんでしたが、キッチンの前に食器棚を設け、その背中にテーブルを設置、片側の椅子は以前の廊下部分に配置されることになり、ダイニングスペースに余裕ができました。
冷蔵庫や電子レンジなども無理なく配置され、使い勝手とプライバシーの両立が可能となりました。
食器棚裏の壁は杉集成材を面材として使用し、空間を支えるお大きな柱をイメージしました。
使い勝手の悪かったダイニングが、明るい安心感のある空間に蘇りました。